踊り場にて (2021)
プロのバレエダンサーを目指し海外で活動していた美園舞子(29)(瀧本美織)は、夢を諦めて帰国。バレエ以外にやりたいこともなく、国語教師として実家近くの高校で働き始める。しかし夢を諦めたばかりの舞子にとって、夢や希望に溢れた高校という場所は皮肉なものであった。おまけに全く経験のないバレーボール部の顧問にされてしまったり、担任を任されたクラスも個性的な生徒が多く、不安は募るばかり。舞子が担任するクラスの生徒・金子飛鳥(中田青渚)は、バレー部のキャプテンでエース。大学でもバレーを続けるかのように見えた飛鳥は自分の実力を悟り、バレーでの進学を諦めかけていた。同じクラスの佐藤正宗(青木柚)は、常にギターバッグを背負っているが、軽音楽部のある先輩の実力を知り、自分が適わないと察して入部できないでいる。三年生の丸沢百恵(富田望生)は、同級生の光輝に7度告白、何度フラれても光輝のことを諦めきれずにいる。舞子はそんな生徒たちと関わるなかで、それぞれの「夢を諦めること」への葛藤があることを知り、今の自分を見つめ直すようになる。そんな頃、舞子の母・優子(富田靖子)から見せられた小学校の卒業文集。将来の夢はバレエダンサーと書いていると思い込んでいたが、実際は教師になることが夢だと書いてあった。舞子は夢をかなえていたのだ。 ある日の授業中、舞子はとある漢文の言葉に引っ掛かり、唐突に生徒たちに「諦めること」について話し始める。舞子の言葉を受け、それぞれの道を決めた生徒たち。その後、学校の踊り場で、舞子は初めて小さくバレエを踊る。
キャスト
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