マル秘女子大生 妊娠中絶

マル秘女子大生 妊娠中絶 (1969)

公開日
1969-03-30
上映時間(分)
1時間28分
監督
小西通雄

キャスト

豆知識

『(秘)女子大生 妊娠中絶』(まるひじょしだいせいにんしんちゅうぜつ)は、1969年の日本映画。賀川雪絵・梅宮辰夫主演、橘ますみ・賀川雪絵W主演、小西通雄監督。東映東京撮影所製作、東映配給。R18+。

製作

東映の映画製作のトップ・岡田茂常務兼企画製作本部長が、1968年下半期の"刺激性路線"に続き、1969年に打ち出した"性愛路線"(東映ポルノ)の一本。

岡田が『大奥㊙物語』(1967年7月公開)以降、路線化していた「㊙シリーズ」の、『続大奥㊙物語』『尼寺㊙物語』『㊙トルコ風呂』『謝国権「愛(ラブ)」より ㊙性と生活』に続く第6弾にあたる。

石井輝男監督の『異常性愛記録 ハレンチ』や『徳川いれずみ師 責め地獄』などが石井輝男"異常性愛路線"として知名度が高いが、岡田本部長が1968年暮れに1969年"性愛路線"東映ラインナップとして発表したのは、『異常・残酷・虐待物語・元禄女系図』(『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』)『異常性愛記録 ハレンチ』と本作『㊙女子大生・妊娠・中絶』(『㊙女子大生 妊娠中絶』)に、この他、『㊙トルコ風呂・指先の魔術師』『婦人科秘聞・下半身相談』『元禄いれずみ師・責め絵』(『徳川いれずみ師 責め地獄』)『温泉ポン引女中』『不良あねご伝』『やざぐれのお万』(『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』か)など、石井監督以外の作品も含まれており、1969年の東映エロ映画は石井監督作品以外も"性愛路線"に含まれていた。本作も"性愛路線"の一本で、当時の映画誌に荒井美三雄監督の『温泉ポン引女中』を"性愛路線第七作"と紹介した記述が見られることから、本作は"性愛路線第三作"と見られる。

当時の東映は、岡田本部長が指揮する"任侠路線"と"性愛路線"で稼ぎまくり、映画大手五社で唯一の黒字を出し、東映ファンからも支持を受けていたが、世間からも東映内部の組合からも問題視された。“任侠路線”と“性愛路線”の提唱者である岡田は、「どんなに悪者扱いされようと大衆が喜ぶものをつくるだけ。笑わせる、泣かせる、手に汗を握らせる映画をつくりたい。ヤクザとエロは続ける」と開き直っていた。

当初のタイトルは『女子高生の性生活』だったが、『㊙女子大生 妊娠中絶』に変更になった。女子高生が女子大生になったのは、東映が考えるエロ映画では女子高生では作りにくいという事情があったとされる。

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