獣人雪男

獣人雪男 (1955)

Three competing parties all race against time to track down an elusive creature known only as the Snowman.

公開日
1955-08-14
TMDB
4.9 / 10 (16)
上映時間(分)
1時間35分
ジャンル
サイエンスフィクション, ホラー, アドベンチャー
監督
本多猪四郎

キャスト

豆知識

『獣人雪男』 は、1955年(昭和30年)8月14日に公開された日本の特撮映画。製作・配給は東宝。モノクロ、スタンダード。上映時間は95分。同時上映は『初恋三人息子』。

製作

『ゴジラ』の製作当時から『S作品』の仮題で企画が進行しており、1954年10月に香山滋による検討用台本の完成を経て、『ゴジラ』の公開後には『アルプスの雪男』のタイトルで製作決定が発表された。しかし、『ゴジラ』の大ヒットを機に製作本部長・森岩雄の指示で急遽製作が決定した『ゴジラの逆襲』の撮影に特技監督の円谷英二が専念するために製作は一時休止され、その間に監督の本多猪四郎も『おえんさん』の製作へ移ったため、両作の完成後の1955年6月に撮影が再開された。脚本の村田武雄は『ゴジラの逆襲』と併行しての執筆作業となった。映画監督でもあった村田は、香山から本作品を監督することを勧められていたが、そのころには本多に決まっていたという。

ロケは日本アルプスの白馬で行われた。撮影にあたっては、立教大学の山岳部が指導を務めた。撮影現場では雪男の巨大感を出すため、円谷は崖を上る雪男などを一部コマ撮り(ストップモーション)撮影している。屋外でのコマ撮り撮影もされたが、日光の動きを計算していなかったために背景の樹木の影が移動し、不採用となった。興行師を崖に落とすシーンでは、別撮りした俳優の静止画を雪男の動画に合成するロトスコープ手法を用いている。本多は、本作品では雪山をどう表現するかが一番苦労したといい、また雪男の実在性を感じさせるリアリティを出すことを重視したことを述懐している。雪男が車を崖下に投げるシーンは、巨大なミニチュアセットで撮影された。

宝田によればロケは谷川岳でも行なわれたが、その道中に助監督の岡本喜八がサクサクと前進する一方で照明スタッフは足を滑らせ、500メートルほど落ちていったものの奇跡的に助かったという。宝田自身も岡本にはついていくことができなかったほか、本作品については大変なロケだったからこそリアリティがあると述懐している。

音楽は、『ゴジラの逆襲』を手掛けた佐藤勝が担当した。佐藤は本作品についての証言はほとんど残しておらず、印象が薄くあまり思い出はなかったとされる。本作品の主題にはドイツ民謡の「別れの歌」が用いられているが、これは佐藤が起用される以前に決まっていたものであった。

Wikipediaで続きを読む · テキストはWikipedia、CC BY-SA 4.0。データはWikidata。

おすすめ