北のカナリアたち

北のカナリアたち (2012)

先生が島を追われた日、私達は歌を捨てた。

夫・川島行夫(柴田恭兵)と共に北海道の離島にやってきた小学校教師、はる(吉永小百合)が受け持つことになったのは6人の生徒たち、鈴木信人(小笠原弘晃)、戸田真奈美(渡辺真帆)、生島直樹(相良飛鷹)、安藤結花(飯田汐音)、藤本七重(佐藤純美音)、松田勇(菊池銀河)だった。彼らの歌の才能に気付いたはるは、合唱を通してその心を明るく照らしていく。「先生が来るまで学校がつまらなかった」とこぼしていた子供たちの顔にも笑顔が溢れるようになり、大自然に響き渡るその歌声は島の人々の心も優しく包み込んでいった。そんな時、担当した事件が原因で心に傷を抱えた警察官・阿部(仲村トオル)が島へやってくる。人知れず悩みを持っていたはるは、陰のある阿部と自分を重ねるかのように心動かされていく。ある夏の日、生徒たちと行ったバーベキューで、悲しい事故が一同を襲う。子供たちは心に深い傷を負い、はるは心配する父(里見浩太朗)を一人置いて、追われるように島を出ることになる。だが、島を離れた後も心に残るのは6人の生徒たちのことだった……。20年後、東京で図書館司書として暮らすはるに生徒の一人が起こした事件の知らせが届く。その真相を知るため、はるは6人の生徒たち(森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平)との再会を心に決め、北へ向かう。久しぶりに再会した彼らの口から語られるのは、20年間言えずにいた想いだった。それぞれが抱えていた後悔が大きな傷となり、今も心に残っていることを知ったはる。そして自身もまた、心に閉じ込めていた想いを6人に明かすのだった……

公開日
2012-11-03
TMDB
7.1 / 10 (15)
上映時間(分)
2時間2分
ジャンル
ドラマ, 謎
監督
阪本順治

キャスト

豆知識

『北のカナリアたち』(きたのカナリアたち)は、2012年11月3日公開の日本映画。

製作

吉永小百合は「一生生徒」というポリシーを持ち、常に人から習うことはしたいけれども、 自分が先生になることは一切ないという考えで、先生の役の本作でもお説教のようなセリフはいっさい断った。

2011年12月1日クランクイン。利尻島、礼文島、サロベツ、稚内、札幌において約2カ月にわたり冬パートの撮影が行われ、利尻島、礼文島での撮影は記録的な吹雪に遭遇するなど自然の猛威にさらされた。2012年7月1日より利尻島、礼文島で夏パートの撮影を再開、7月18日の礼文島での撮影を最後にクランクアップした。小学校の撮影には既存の分校を使う案もあったが、平屋の木造校舎というイメージに合う建物が見つからなかった。木村大作は島の自然を捉えることにこだわり、利尻富士の見える候補地にセットを作ることを進言した。このセットは撮影後も保存され、2013年7月27日に「北のカナリアパーク」として一般公開された。

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