影の軍団 服部半蔵

影の軍団 服部半蔵 (1980)

'80年戦略で走る男たちの真剣なゲーム。火と水、そして肉弾、闇の中の忍者殺戦

徳川三大将軍家光の死後、世継ぎをめぐる幕府の争いはそのまま伊賀と甲賀、忍びの二大勢力の争いへと直結。「下」の服部半蔵は、伊賀忍者の復権を目論む「上」の服部半蔵の野望にやむなく協力し、甲賀四郎兵衛ら甲賀忍軍と対峙することになるが…

公開日
1980-02-23
TMDB
6.0 / 10 (2)
上映時間(分)
2時間13分
ジャンル
アクション, 戦争, ドラマ
監督
工藤栄一

キャスト

豆知識

『影の軍団 服部半蔵』 は、1980年の日本映画。徳川治世に暗躍する忍者を描いた時代劇である。

製作

田中角栄が率いる“鉄の田中軍団”をヒントに、陰で策謀を張り巡らせながら時代を動かす忍者軍団の物語にしようと、東映京都撮影所の製作部長である翁長孝雄が企画した作品。『柳生一族の陰謀』が1978年1月に国内で封切りされた後、同年秋から『柳生一族の陰謀 (テレビ映画)』として全39話が放映されており、本作も同様に公開後、テレビと連動する予定だった。

キャスティングは千葉真一が服部半蔵役で主演し、脚本も高田宏治がそのような内容にしていた。しかし工藤栄一は思いつきで「二人半蔵」という設定を加え、高田の脚本を変えてしまう。これに千葉が納得せず、日下部五朗が間に入るものの、本作から降板してしまった。千葉は『服部半蔵 影の軍団』のみに主演することとなる。

工藤は伊賀と甲賀の忍者軍団が戦闘するシーンでも「アメリカンフットボールを取り入れた殺陣にする」とし、菅原俊夫に「アメフトを勉強しておいてくれ」と指示していた。菅原はアメフトを取り入れた殺陣には、工藤が何らかのアイデアを想定していると思っていたが、工藤の演出はアメフトの試合そのままを伊賀と甲賀に行わせただけであった。

テレビ時代劇のヒットメーカーとして東映京都に凱旋してきた工藤によるアイデア乱発の変更は、「本作の躓きとなり、二人半蔵もアメフトも劇中で何の効果をもたらすことはなかった」と、時代劇研究家の春日太一は評している。

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