雁の寺 (1962)
美しい妾、彼女との愛欲に溺れる住職、そして住職に虐げられている少年僧。彼らの微妙な関係を描いた水上勉の直木賞受賞作を、豪華キャストで映画化した衝撃作。鬼才・川島雄三によるミステリー・タッチの演出がみごと。
キャスト
- 若尾文子 — Satoko Kirihara
- 三島雅夫 — Jikai Kitami
- 木村功 — Atsumichi Uda
- 高見國一 — Jinen Horinouchi / Sutekichi
- 二代目 中村鴈治郎 — Nangaku Kishimoto
- 萬代峰子 — Tatsu Kirihara
- Yoshiko Kamo — Masumi Fujimoto
- 小沢昭一 — Kuniitsu Takami
- 西村晃 — Mokudō Kida
- 荒木忍 — Dokuseki Sugimoto
- 葛木香一 — Takemine Matsuyama
- Ryōnosuke Azuma — Shōan Kawaguchi
豆知識
- 原作:The Temple of the Wild Geese
『雁の寺』(がんのてら)は、水上勉の小説。1961年(昭和36年)3月に文藝春秋の雑誌『別冊文藝春秋』に掲載され、同年第45回直木賞を受賞した。
制作
助監督を務めた湯浅憲明は、オープニングのタイトルバックとして雁の襖絵をうまく繋いでドラマにせよとの指示を受け、別班を立てて40カットほど撮影し、「鳥の群れが飛んできて、人間の戦いや愛の営みの上を去っていく」というドラマ仕立てのモンタージュを構成した。湯浅は後年のインタビューで、こういった「映画の手法」で工夫することは好きであったと述べている。
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