海峡

海峡 (1982)

青函トンネルの貫通に賭けた男たちの長きにわたる苦闘と人間模様を、主演・高倉健、「八甲田山」の森谷司郎監督が壮大なスケールで描く感動のドラマ。共演は吉永小百合。 昭和29年の青函連絡船・洞爺丸の遭難事故をきっかけに、本州と北海道を結ぶ青函トンネル構想が急速に具体化する。国鉄の技術調査員の阿久津は、海底地質調査のため津軽半島へとやって来る。厳しく美しい龍飛崎の自然を背景に、トンネルの貫通に賭けた男たちの熱いドラマが展開する。

公開日
1982-10-16
TMDB
10.0 / 10 (1)
上映時間(分)
2時間22分
ジャンル
ドラマ
監督
森谷司郎

キャスト

豆知識

『海峡』(かいきょう)は、1982年10月16日公開の日本映画。『南十字星』『ひめゆりの塔』『幻の湖』とともに東宝創立五十周年記念作品。

製作

企画は森谷司郎監督。森谷が1975年に『八甲田山』のロケハンで津軽半島を訪れ、本州の最北端はどんなところなのかと竜飛岬へ足を向けた。そこで太宰治の『津軽』の一節「この部落を過ぎて路は無い。あとは海にころげ落ちるばかりだ」が浮かんだ。その道のないところに、海の底を掘って道を作った男たちがいる。「なぜそんな苦しい工事をしているのか。それは洞爺丸事故が引き金になっている。もっと遡れば何があるんだろう」「そんな道をつけている親子三代のホームドラマがやれないか」と考えた。『八甲田山』が終わったら、彼らのロマンを、また男たちを支えた女たちのロマンを映画ならではのホームドラマとして描いてみたいと構想した。人間の歩いた跡に道はできる、という意味でタイトルは『道』でもいいと考えていた。自身はおだやかな岡山県で青春時代を送ったため、厳しい自然を志向していたという。

岩川隆の原作の映画化ではなく、岩川の原作と井手俊郎・森谷司郎の脚本は同時進行。井手は大病後の復帰作。岸田源助(森繁久彌)、阿久津剛(高倉健)、成瀬仙太(三浦友和)の三世代の代表というべき人物に4人の女性が絡む構成。

津軽海峡ロケは1980年夏と1981年冬に、それぞれ1カ月間行われた。高倉健、森繁久彌、三浦友和、吉永小百合は本州突端、津軽海峡の岸壁に建つ青森県竜飛崎温泉「ホテル竜飛」に宿泊。当時5歳で、2025年にホテル竜飛社長・杣谷徹也は撮影後の宿舎で高倉によく遊んでもらったという。森繁久彌は、いつも5人の付き人を連れて来て、3日間ほどの滞在でまとめ撮りをした。高倉から「一番広い部屋は森繁さんへ」の要請があったが、森繁が「君(高倉)が主役なんだから、君が格上でいいんだよ」と言ったという。

噴き出す海水の量に前へ進めなくなり、一旦撤収する。これをどう克服したのか説明はなく先まで進む。

Wikipediaで続きを読む · テキストはWikipedia、CC BY-SA 4.0。データはWikidata。

おすすめ