殿、利息でござる!

殿、利息でござる! (2016)

これも 世の貯め、 人の貯め。

江戸中期、財政の逼迫した仙台藩が領民へ重税を課したことで破産や夜逃げが続出し、小さな宿場町・吉岡宿は困窮し切っていた。このままではダメだと考える商人・穀田屋十三郎と同志たちは、藩に金を貸し付け毎年の利息を住民に配る「宿場救済計画」を考えつく。町の存続を図るため、前代未聞の金貸し事業を成功させるべく、彼らは私財を投げ打ち……。<<『武士の家計簿』の原作者・磯田道史による「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」を、中村義洋監督が映画化。江戸時代中期の仙台藩吉岡宿が舞台の実話で、年貢の取り立てや労役で疲弊した宿場町を救うため、藩に金を貸して毎年の利息を地域の住民に配る「宿場救済計画」に尽力する人々の姿を描く。町の行く末を案じる主人公を、時代劇初主演の阿部サダヲが演じるほか、瑛太、妻夫木聡という実力派が出演している。>>

公開日
2016-05-14
TMDB
5.8 / 10 (16)
上映時間(分)
2時間9分
ジャンル
コメディ
監督
中村義洋

キャスト

豆知識

『殿、利息でござる!』 は、2016年5月14日に公開された日本のコメディ時代劇。

制作

映画『武士の家計簿』を観た宮城県大和町の元町議会議員・吉田勝吉が、原作者の磯田道史に「この話を本に書いて広めて欲しい」と手紙で託したのをきっかけに「穀田屋十三郎」を含めた『無私の日本人』を出版。

2014年、東日本放送が開局40周年記念事業の一環で、映画製作を中村義洋に依頼。「無私の日本人」を読んだ京都の読者が東日本放送に勤務している娘に送り、感動した娘が同社勤務の同僚に薦め、同僚が元同僚に薦めた。その元同僚が中村義洋の妻で「無私の日本人」を中村に見せた。「無私の日本人」に感動した中村が東日本放送に映像化を掛け合うが、最初時代劇に難色を示す。映画化した決め手は、東日本放送社長が「無私の日本人」に感動して映像化を許可したことだった。磯田はこの流れを「感動のドミノ」と称した。

本作は東日本大震災から5年目を意識した地方再生もテーマにしている。クランクインは2015年7月6日、宮城県と山形県を中心に8月末まで撮影された。

伊達重村役を演じた、仙台出身のフィギュアスケート選手羽生結弦の特別出演は、中村が「役者陣を圧倒するのはもはや役者ではない」と言い出したのがきっかけ。羽生は故郷の仙台に実在した人物の感動秘話に出演を快諾。撮影当日まで羽生の特別出演は極秘扱い、リハーサルで現れた羽生の姿に役者陣は歓声をあげた。

監督である中村は「これが遺作になっても恥ずかしくない」と言い切ったといい、原作者の磯田も「試写会で、本当にいろんな人が泣きながら出てくる。しかもその後に感想を言い合うので、なかなか帰らないんです。こんな光景は初めてでした。自信もって応援してあげてください!」と、太鼓判を押す出来となった。

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