霧の子午線

霧の子午線 (1996)

女ふたりーあの時も、同じ男<ひと>を愛した。

クローン病という難病に冒された沢田八重は、ちぎり絵師として第二の人生を送るため、学生時代の親友・鳥飼希代子のいる函館にやってきた。40代を迎えた二人は大学時代からの友人で、学生運動のリーダー・淡路新一郎をともに愛し、希代子は未婚の母となっていた。再会を喜ぶ二人だが、希代子は息子・光生が、死んだことになっている父親が生きているとの噂を聞き真実を問いただしてくるという悩みを打ち明け、八重に新一郎のことは話さないように頼む。そして今、地方紙の文化部・記者として働く希代子には、高尾耕平という後輩の恋人がいた。だがある日、ちぎり絵の本を出版することになった八重を取材した耕平は、彼女の魅力に惹かれてしまうのだが…。

公開日
1996-01-20
TMDB
6.7 / 10 (3)
上映時間(分)
1時間46分
ジャンル
ドラマ
監督
出目昌伸

キャスト

豆知識

『霧の子午線』(きりのしごせん)は、1996年公開の日本映画。東映東京撮影所製作、東映配給。監督は出目昌伸。

製作

岩下志麻が当時、東映東京撮影所の所長だった岡田裕介に「一度吉永小百合さんと共演してみたい」と漏らしたことから企画がスタート。

1995年10月17日に東京都内のホテルで製作会見があり、岡田裕介東映プロデューサーから「女性を描く文芸作品を作ることで、新たな女性映画の路線開拓を狙う、今月(10月)下旬クランクイン」等の説明があった。原作者・髙樹のぶ子は「ようやく大人の女性の映画が出来るのかな、と大変喜んでいます。若くはない、しかし老いてはいない、真っ盛りの女二人を、凄い女優さんに演じて頂けるのをうれしく思う」等と述べた。岩下志麻と吉永小百合は共に映画を中心に活躍し、キャリアも長いが、共演は初めて。岩下は「映画一筋の吉永さんを尊敬している、二人で素敵な大人の映画を作りたい」等と、吉永は「岩下さんと力を合わせ、これぞ大人の女の映画を作りたい」等と述べた。男性アウトロー路線とアニメを軸にしてきた東映では珍しい題材と評され、1995年11月7日に北海道函館市元町公園で行われたロケで、読売新聞の取材に対して岡田裕介プロデューサーは「不景気に加え、阪神大震災やオウム真理教事件などで世の中のムードが変わってきた。

大半、北海道函館市でロケが行われた。エンディングでは岩下志麻、吉永小百合、林隆三参加によるノルウェーロケも行われている。鳥飼希代子(岩下)と沢田八重(吉永)、淡路新一郎(林隆三)による学生運動が回想シーンとしてしばしば使われる。大学時代のこのシーンは、それぞれの大学時代を岩下志麻を白鳥夕香が、吉永小百合を前田つばさが、林隆三を立川政市がそれぞれ演じるが、このうち、白鳥夕香の声を岩下が、前田つばさの声を吉永が吹き替えている。吉永はまだしも岩下は極妻を通過後で、ドスが効いてとても大学生には聞こえない。立川政市の声はそのまま。白鳥夕香が少し乳房を出す。

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