おはん

おはん (1984)

あなたは あの女<ひと>と このように なさるのですか?

古物商を営みながら小銭を稼ぐしがない男・幸吉。7年前に芸者・おかよと馴染みになったことで妻・おはんは実家に戻ってしまい、今はおかよのところに住み着いていた。ある日、彼は悟という自分の子がいることを知り、おはんとやり直す決意をする。

公開日
1984-10-06
TMDB
7.0 / 10 (1)
上映時間(分)
1時間52分
ジャンル
ドラマ
監督
市川崑

キャスト

豆知識

『おはん』は、宇野千代による日本の長編小説。またこれを原作としたテレビドラマ、映画、舞台作品。宇野の代表作の一つでもある。

製作

監督を担当した市川崑にとっては、かつて大映と契約していた頃から映画化を企画するも頓挫していた作品であり、映画化を賛同していた妻で脚本家の和田夏十を亡くした直後でもあり、東宝社長の松岡功の協力もあって製作が実現した。原作の舞台は原作者の想像した世界であるとの解釈の元、映画でも話の舞台は、登場人物の台詞を中途半端な西国言葉にするなど、意図的な抽象化が行われた。また原作が語りの文学であることを考慮し、映像化においてナレーション多様の演出を避け、話の流れを客観的な構成にした上で、洋画『イブの総て』のような物語が反復し、尚且つ原作にはないオリジナルのラストが考案された。撮影には当初、市川と旧知の仲であった宮川一夫の起用が検討されたがスケジュールが合わず、長谷川清の元でチーフ助手をしていた五十畑幸勇が新人起用された。また製作中に本作が日劇東宝の杮落し作品に急遽決定され、元々地味な作品で派手さに欠けると判断した監督の意向を受けたプロデューサーの発案で、歌手の五木ひろしが主題歌に起用された。

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