配達されない三通の手紙

配達されない三通の手紙 (1979)

この秋、ミステリアスラブをあなたに

山口県の萩にある旧家の唐沢家には、麗子、紀子、恵子の美人三姉妹がいた。ある日、ボブという青年がアメリカから日本文化を研究するために来日、唐沢家に滞在することに。次女の紀子には婚約者の藤村がいたのだが、彼は3年前に忽然と姿を消してしまった。ボブの研究は、三女の恵子が手伝うことになる。そんな中、藤村が突然戻ってきて、紀子たちは結婚することに。ところが、紀子が藤村の本に挟まれていた3通の封筒を発見した様子を、ボブと恵子は見てしまう。手紙は、藤村の妹・智子に宛てられたものであったのだが…。

公開日
1979-10-06
TMDB
6.0 / 10 (8)
上映時間(分)
2時間10分
ジャンル
ドラマ, 謎
監督
野村芳太郎

キャスト

豆知識

  • 原作:災厄の町

『配達されない三通の手紙』(はいたつされないさんつうのてがみ)は、1979年の日本映画。監督:野村芳太郎、脚本:新藤兼人、製作:松竹。

制作

大の推理小説好きの野村芳太郎は、1970年代後半には推理小説を矢継ぎ早に映画化した。『事件』『鬼畜』の後、野村は『白い闇』と『鉢植を買う女』と、二年後に『真夜中の招待状』として映画化された遠藤周作の『闇のよぶ声』を企画として考え、シナリオを執筆していたが、上手くいかなかった。このほかにも『熱い絹』の制作予定があり、1978年6月に松本清張とニューヨークへ行った際、エラリー・クイーンのフレデリック・ダネイに会い、話も弾み、親しみを持った。『熱い絹』は制作中止になり、毎年のように映画が公開されていた野村にとって「(1979年に)一本も自作が公開されないのは淋しいな」と考えていたところ、『ナイル殺人事件』の日本でのヒットを見て、観客はこういう映画を見たいのだろうと、当時の日本映画はそういう期待に応えていないと考え、同作のような映画を作ろうと考えた。

松竹から野村芳太郎に「キャスティングを派手に」という要請があり、野村が栗原小巻と松坂慶子を先に口説き、二人を中心にキャスティングを行った。野村組には出演を希望する役者が多いため、キャスティングも撮影も順調過ぎてやや力が入りにくかったと野村は話している。松坂主演の『五番町夕霧楼』とともに、女性層を狙った作品として制作された。

新藤兼人の脚本を野村が気に入らず。クランクイン時には半分しか出来ていなかった。野村は「(ノンクレジットの)松原信吾に全部書き直させた」と話している。クランクイン後、4、5日経って脚本が完成。舞台を山口県萩市に替えた理由を野村は、「宣伝の関係で思い切って地方にモデル都市を決めた」と話している。

1979年7月14日に制作発表があり、本作のタイトル、監督は野村芳太郎、主要出演者、などの発表が行われた。

藤村智子がシャワーを浴びるシーンと、バスルームの前で藤村敏行と全裸で抱き合うシーンの二度、松坂慶子はバックショットでのヌードになっている。

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