北陸代理戦争

北陸代理戦争 (1977)

日本海の飢えた狼は親兄弟をも喰い殺す!凍らんうちに始末してやる!

福井の富安組組長・安浦と若頭・川田の間でトラブルが発生。安浦から相談を受けた弟分の万谷は、彼に大阪浅田組の金井を紹介する。そんな中、この機会を利用して、北陸を侵略する金井。そこで、川田は北陸を取り戻そうと立ち上がる。

公開日
1977-02-26
TMDB
6.9 / 10 (15)
上映時間(分)
1時間38分
ジャンル
ドラマ, 犯罪, アクション
監督
深作欣二

キャスト

豆知識

『北陸代理戦争』 は、1977年の日本映画。主演:松方弘樹、監督:深作欣二、脚本:高田宏治。東映京都撮影所製作、東映配給。

製作

企画、及びタイトル命名は、岡田茂東映社長。当時岡田が漢字の題名を先に考え、出来たタイトルで映画を作れと現場に指示していた。『資金源強奪』『強盗放火殺人囚』等も同じで、本作も岡田が先にタイトルを作り、高田宏治に脚本を発注した。

当初は『新仁義なき戦い』シリーズの一編として制作が予定されていたが、同シリーズを主演していた菅原文太が、本作の製作準備中に、「実録としての"仁義なき戦い"はもう終わったと思う」などと発言し、実録映画出演拒否の姿勢を打ち出していたことから、別作品として制作・公開された。菅原は『仁義なき戦い』に続いて「トラック野郎シリーズ」という当たり役を得て、新境地を拓いた実績があった。深作は「彼(菅原)も飽き飽きしていたんじゃないですか」と回顧している。

竹井役は渡瀬恒彦が演じていたが、撮影中に雪中での自動車事故に遭い重傷を負ったため、急きょ伊吹吾郎に交代した。映画館で上映されていた予告編では渡瀬の出演するシーンがある。ノンクレジットながら中島貞夫は「現場は怪我人続出で封切に間に合わないと、サクさんからB班の監督を頼まれた。『コンテある?』『そんなもんねえよ』というやり取りがあった。恒さんとは『毎回これでやめるか』と言い続けていたんだが、あの事故が起きてしまった。それがあいつの運命なんだけど…いろんな意味で『北陸』は限界だったな。あれで動きが取れなくなってしまった。『狂った野獣』の挑戦が仇になってしまった。それだけが苦い思い出です」などと述べている。

高橋洋子は唯一の東映映画出演。高橋は「『北陸代理戦争』でようやく深作組に入ることができたんですよ。『宵待草』(日活)とかも全然色が違うし、斎藤耕一監督もモダンだから。今までがトランプだったとすると、東映は花札という色合いを感じましたね」「当時はテレビ映画も多かったから、撮影所にはビシッとかつらをかぶった人たちがたくさんいて。片や深作組の側を見ると本物か!という人たちがたくさんいて」などと述べている。高橋は市川崑監督の『悪魔の手毬唄』(東宝)と撮影が掛け持ち。東京との往復も大変で、若かったからできたという。高田宏治は「本当に高橋洋子には『極道の妻たち』に出てもらいたかった。あのすさまじさはないよね。惜しいことしたなと思いますよ」などと述べている。

遠藤太津朗は役名は違うが、『仁義なき戦い 代理戦争』『仁義なき戦い 頂上作戦』で演じた同じ菅谷政雄を同じようなキャラで演じる。

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