室井慎次 生き続ける者

室井慎次 生き続ける者 (2024)

そして、君たちを、信じる。

ある日、室井慎次の家のそばで、レインボーブリッジ事件の犯人の一人が死体で発見される。そんななか、かつて湾岸署を占拠した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘という少女・杏が現れ、穏やかな暮らしを求めたはずの室井の日常が徐々に変化していく。

公開日
2024-11-15
TMDB
5.0 / 10 (2)
上映時間(分)
1時間57分
ジャンル
犯罪, 謎, ドラマ
監督
本広克行
シリーズ
踊るプロジェクト二部作

キャスト

豆知識

『室井慎次 生き続ける者』 は、『踊る大捜査線』シリーズのスピンオフ映画。2024年11月8日から11月10日まで先行上映が行われ、11月15日に『THE ODORU LEGEND CONTINUES』として公開された。

制作

本作および前作「室井慎次 敗れざる者」の企画は脚本担当の君塚が亀山に対し送ったメールが発端となっている。当時君塚は同じフジテレビ系で同じ警察ものである「教場」の執筆を5年近くに渡り続けていた。その中で木村拓哉演じる主人公・風間公親のドラマを書くうちに君塚の中で時々室井を思い出し「(風間の立場に室井が立ったら)彼ならどうするのだろう」と考える機会が何度もあった。そして次第に君塚は「室井を中途半端なままにしていたんじゃないか」「途中で放り出していたのかもしれない」と思うようになったという。加えて室井を演じる柳葉自身が室井と似た刑事役や逆に正反対のヤクザ役などのオファーを受けていないという噂を耳にしていて、柳葉や自分のために室井の終焉を描かなければならないのではないかと考えた君塚は、2022年12月5日に亀山に続編を制作できないかと打診するメールを送ったという。この時点で君塚は「室井を成仏させたい」と本作のラストを意識した内容を書いていた。

一方、当時BSフジ社長を務めていた亀山は話を受けた翌日・翌々日には君塚と再会し、まずは2人だけで話をしたという。亀山自身も再び「踊る」に向き合うことに驚きつつ、君塚のメールには「亀山・本広の3人ともう一本作りたい」という趣旨が書かれていたことが響いたとして、プロット制作を始めたという。この時点で映画2部作とは固まっておらず、君塚はBSフジで30分×4話程度のイメージを想定していたという。一方で亀山には2時間で終わらせるつもりはなかったとして、当初からある程度の分量は欲しいと考え、FODオリジナルドラマのような形式で6時間・6話程度の構成を考えたという。ところが話を進めていくと「踊る大捜査線」というIPの著作権はフジテレビが持っている(同じフジ・メディア・ホールディングスの企業ではあるが、フジテレビとBSフジは別企業である)としてBSフジ単独では話を進められないことが判明。

君塚と亀山が制作を進める一方、監督の本広と主演の柳葉からは色良い返事がもらえていなかったという。当初のプロットでは室井が警察を辞めて地元でひたすら農作業に勤しんでいる姿を淡々と描く内容だったが、本広自身は自分の得意分野ではないとして当初からオファーを断ったりしているうちに、考え込みすぎて倒れてしまったという。これを受けて2023年の秋口からは事件を盛り込んだプロットに方針が転換され、日向真奈美の娘が登場する現在の内容に近づいていった。

また柳葉は当時「ブギウギ」の制作中に室井の映画の話が来ていると聞かされるも「もういい」と当初は拒否反応を示していた。これは俳優のイメージが室井に固定化されることを懸念したことによるものだったという。亀山との話し合いの場も持ったものの一旦は白紙に戻すような回答になった。しかし再度話し合いの場が持たれた際に君塚が「室井を成仏させたい」という趣旨を言っていると聞かされ、君塚の真意を察した柳葉は本作について前向きに考えられるようになったという。

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