ルパン三世 ルパン暗殺指令

ルパン三世 ルパン暗殺指令 (1993)

ICPO特別指令・ルパンを抹殺せよ!

ある夜、ルパンと次元はヘマをやらかしてしまい、警官隊に追われてアジトのある建物に逃げ込む。パトカーに建物を取り囲まれ、外の様子をうかがっていた2人であったが、後からやってきた銭形警部の指示でパトカーはすべて退却する。さらに銭形は単身ビル内に乗り込んでくる。銭形の行動に不信感を抱いていた2人であったが、銭形は懐から酒のビンを取り出し「一緒に飲まないか?」と酒を勧めてくる。理由を聞くルパンに対して、銭形は1枚の紙を手渡した。ルパンがその紙の内容に目を通すと、「銭形警部、貴君を7月23日[2]正午をもって、ルパン三世の専従捜査から解任する」というものであった。

公開日
1993-07-23
TMDB
6.7 / 10 (59)
上映時間(分)
1時間32分
ジャンル
アニメーション, テレビ映画, アクション, コメディ, 犯罪
監督
おおすみ正秋
シリーズ
ルパン三世シリーズ

キャスト

豆知識

  • 原作:ルパン三世

『ルパン三世 ルパン暗殺指令』 は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズ第5作。1993年7月23日に日本テレビ系の金曜ロードショーにて放送された。視聴率は22.0%。

製作

TVスペシャルが開始されて以来、一貫して監督を務めてきた出崎統が降板し、『TV第1シリーズ』初期の演出を手がけたおおすみ正秋が22年ぶりに参加した。

おおすみによると、制作会社の東京ムービー新社とは袂を分かつような形で『TV第1シリーズ』を降板したため疎遠になっていたが、「関係を元の状態に戻したい」という連絡があったことで同社を訪れたところ、そこで本作の監督を打診されたという。おおすみは後に「『TVスペシャルを今回で最後にしたい。貴方が始めた作品だから、貴方に最後を作ってほしい』と頼まれた」「ルパンで別れて再びルパンで出会うというのも、なんだか因果話みたいでおもしろい」と発言している。

『TV第1シリーズ』以降、ほとんどの作品に参加していた脚本監督の飯岡順一と話し合ったおおすみは、『TV第2シリーズ』などおおすみ降板後に築かれたルパンのイメージを壊さないことに留意しつつ、『TV第1シリーズ』初期のハードボイルドな作風に戻したという。そのため、アフレコ時にはルパン役の山田康雄におちゃらけたセリフを言わないよう指示している(なお、山田は『カリオストロの城』のアフレコにおいて、監督の宮崎駿からも同様の指導を受け、「宮崎さんからも同じことを言われたよ」と笑いながら回想していたという)。

おおすみによって立ち上がった本作のコンセプトには「ストーリーよりも、まずキャラクターを明確に描く」「説明台詞など『説明のために物語がある』ようなことは排除し、説明を表現に置き換える」「現代に通用する作品にするため、光と陰の部分の強調、および各場面の光源がどこにあるかを明確にする」などがある。

キャラクターデザイン及び総作画監督には、江口寿志が起用された。江口はデザインを起こす前に『TV第1シリーズ』の作画監督をしていた大塚康生にメインキャラクターの参考用イラストを描いてもらい、それを元に本作のデザインを起こしたという。そのため、TVスペシャル初期の馬面ルパン(劇場映画第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』などに近いデザイン)から従来の猿面ルパンに戻されたほか、逆に次元は前髪が帽子の下からはみ出ているという今までにないデザインとなっている。また、江口は後年に、ルパンのジャケットを黄色に変更したかったが不採用となったことを明かしている。

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