ゴジラ×モスラ×メカゴジラ/東京SOS

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ/東京SOS (2003)

大怪獣頂上決戦

ゴジラシリーズ第27作。「ミレニアムシリーズ」第5作で、同シリーズ唯一の前作からの続編。ゴジラと機龍機龍=メカゴジラの死闘から1年。機龍の整備士・中條義人とその叔父・中條信一の元にインファント島の小美人が現れる。彼女らはゴジラの骨から造られた機龍の存在を否定。このままでは、命をもてあそぶ人類に対してモスラが脅威となる可能性を警告する。そこにゴジラが出現。特生自衛隊はゴジラを品川へと誘導し機龍を出動させ、迎撃を試みるが・・・。

公開日
2003-12-13
TMDB
7.2 / 10 (220)
上映時間(分)
1時間33分
ジャンル
アクション, ファンタジー, アドベンチャー, サイエンスフィクション
監督
手塚昌明
シリーズ
ゴジラ(ミレニアム) シリーズ

キャスト

豆知識

  • 撮影地:日本

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 は、2003年(平成15年)12月13日に公開された日本映画。「ゴジラシリーズ」の第27作である。製作は東宝映画、配給は東宝。カラー、シネマスコープ、ドルビーデジタル。上映時間は91分。略称は『GMMG』『東京SOS』。監督は手塚昌明、主演は金子昇。

製作

前作『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年)公開前に企画が立ち上げられた段階では、続編とする予定ではなく、モスラを登場させることのみが決定していた。前作に引き続き監督として依頼を受けた手塚昌明は、機龍を登場させて良いかを確認し、続編として制作されることとなった。さらに、手塚は自身が愛好する『モスラ』(1961年)の世界観も組み込んだ。ミレニアムシリーズでは毎回世界観を変えてきたが、製作の富山省吾はそれを明確に掲げていたのは最初の3作品までとしつつ、前作と本作品は同じ映画の前後編という意識であったことを述べている。

手塚は、前2作品で女性を主人公とした作品を作っていたため、本作品では男性を主人公にする予定であったが、当初のプロットでは家城茜が主役に近いストーリーであった。だが、富山が同じ役者を主役とする作品を2年続けて作りたくなかったことと、釈が『スカイハイ 劇場版』(2003年)の主演を務めていてスケジュールが合わなかったことから、釈の出演日数を2 - 3日にし、主人公が『モスラ』に登場した中條信一の甥っ子である機龍の整備士となった。なお、釈の登場を秘匿していたため、ポスターに彼女は掲載されていない。

プロデューサーの山中和成は、本作品を機龍2部作の完結編として位置づけたほか、機龍を再登場させることやモスラを登場させることを条件とした。当初のプロットは、三村渉、山田政史、横谷昌宏が参加したコンペ形式で行われたが、手塚の納得できるものがなかったため、茜の登場部分を減らしたプロットを手塚自身が執筆し、これが採用された。その後、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)を手掛けた横谷とともにシナリオを作っていった。富山によれば、手塚は新しい脚本家と組むことを望んでいたといい、脚本家の立場から世界観を緻密に構成できる人物として、SFのセンスとストーリーを深掘りすることができる横谷が適任であったという。また、手塚が脚本を手掛けたことにより、前作から引き続く世界観をしっかり描き出し、手塚自身の怪獣映画に対する愛情を活かしてくれたと評している。

富山は、本作品を新世紀のゴジラシリーズのゴールと位置づけており、生誕50周年を前に完結させることで次作以降に新たなゴジラを始めるという意図であった。造形プロデューサーの若狭新一によれば、スタッフ全体が本作品でゴジラシリーズが終了するという雰囲気であったといい、次作品の制作は本作品の制作終了直後に伝えられたという。書籍『ゴジラ大辞典』では、ゴジラとともに初代ゴジラの記憶を取り戻した機龍が海に沈むラストは、ゴジラ映画として一つの完結を描いたものと評している。

リアルなSF考証を行っていた前作に対し、モスラはファンタジックな存在のため、横谷は両者を違和感なく合わせることが課題であったと語っている。手塚は、前作でも扱っていた「命」をテーマとしてストーリーを構成し、本作品でその結論を描いている。

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