ゴジラvsデストロイア

ゴジラvsデストロイア (1995)

ゴジラ死す

ゴジラシリーズ第22作。「平成シリーズ」第7作にして完結編。スペースゴジラとの戦いから1年後、南太平洋のバース島が、地下の高純度天然ウランの熱水噴射による核爆発で消滅。ゴジラとリトルゴジラも姿を消した。その1ヶ月後、赤く燃え盛る姿で香港に上陸したゴジラは、赤い熱線を吐き香港市街を蹂躙。その赤い姿はいつ核爆発を起こしてもおかしくない状態を示唆していた。一方、東京湾岸では青海トンネルの工事現場でのパイプ溶解、しながわ水族館で魚が突如白骨化するなどの怪事件が発生。やがて東京湾岸近辺に謎の怪物が出現した。その正体はかつてゴジラを葬った際に使用したオキシジェン・デストロイヤーの影響で異常進化を遂げた恐るべき生物デストロイアであった。そんな中、御前崎沖にゴジラと酷似した巨大生物が出現、その正体はバース島の消滅で影響を受けたリトルゴジラであった。一方、四国・伊方原発を襲撃したゴジラは、自衛隊のスーパーXIIIによるカドミウム弾攻撃により体内の核分裂が抑制され核爆発は免れるが、今度は体内温度上昇によるメルトダウンによる地球崩壊の危機が訪れる。メルトダウンを阻止すべく、羽田空港沖を舞台に、デストロイアを利用した国連Gフォースと自衛隊によるゴジラ 撃滅作戦が切って落とされる!

公開日
1995-12-09
TMDB
7.8 / 10 (320)
上映時間(分)
1時間43分
ジャンル
アクション, サイエンスフィクション, ホラー
監督
大河原孝夫
シリーズ
ゴジラ(平成) シリーズ

キャスト

豆知識

  • 撮影地:日本

『ゴジラvsデストロイア』 は1995年(平成7年)12月9日に公開された日本映画。「ゴジラシリーズ」の第22作で、平成VSシリーズの第6作である。製作は東宝映画、配給は東宝。カラー、ビスタビジョン、ドルビーステレオ。上映時間は103分。略称は『VSデスト』『VSデストロイア』。監督は大河原孝夫、主演は辰巳琢郎。

制作

以前より製作が発表されながらも延期となっていたハリウッド版『GODZILLA』が1997年に公開される見通しが立ったことから、平成ゴジラシリーズ最終作として製作された。

特報では『ゴジラ7』の仮タイトルで発表された。当初の仮タイトルは『ゴジラ死す』で、特技監督の川北紘一はそれまでの『ゴジラVS○○』という命名法から脱却し、この作品をシリーズ最終作とする意気込みを体現するつもりであった。しかし、東宝側からはシリーズの流れで制作するため従来同様の『ゴジラVS◯◯』とすることが求められた。最終的に「ゴジラ死す」はキャッチコピーとして採用され、ポスターによってはタイトルよりも大きく表示されたものもある。

ゴジラを死なせるという物語としたことについて川北は、対決ものが続いたことでドラマ作りが難しいところに差し掛かっていると考え、ゴジラという強大なキャラクターと人間側との密接なドラマを構築するため発想したという。前作『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)において、ベビーゴジラをリトルゴジラに変異させ、リトルからジュニア、そして新生ゴジラという流れを構想し、世代交代をゴジラの死と同時に描くことによって、「ゴジラ」というブランドの継続性を担保しつつ、前面に「ゴジラ死す」というショッキングなテーマを押し出そうというものである。また、超兵器によるゴジラとの戦いも人間側のドラマが介在する余地がなくなってしまうため、人間の英知をドラマに盛り込みSF映画としての原点に回帰することも意図している。

プロデューサーの富山省吾は「ゴジラシリーズ」を1冊の本としてイメージし、まず第1作『ゴジラ』を表紙と捉え、そこから紡がれた物語世界の最後となるような、本の裏表紙になりえる作品を想起しており、『ゴジラ』の裏世界やバックワールドというイメージから、初代ゴジラのゴーストという発想を提案する。しかし、前作のスペースゴジラと前々作のメカゴジラとゴジラを冠する怪獣が続いていたうえ、実体のないものに感情移入はしにくいのではないかということで不採用となった。また、川北はビジュアル面でも難しい面が多かったと述べている。

ゴジラのメルトダウンと、デストロイアに相当する新怪獣「バルバロイ」が登場する企画は、川北組助監督の岡秀樹が手掛けたものである。川北側ではゴーストゴジラ案が没案となったことを受け、それなら「ゴジラを死なせる」ことに重点を置き、唯一ゴジラを葬り去った兵器「オキシジェン・デストロイヤー」でも死ななかった最強の生物・デストロイアと戦わせるというプロットが生まれたという。

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