モスラ 3 キングギドラ来襲

モスラ 3 キングギドラ来襲 (1998)

凶悪怪獣キングギドラが復活した。キングギドラは新しいエネルギー源を求め、日本中の子供たちを次々とさらっていく。様々な変身を遂げてきたモスラが、最強の敵キングギドラを倒すため、究極の戦闘モード「鎧モスラ」となって最後の戦いに挑む!

公開日
1998-12-12
TMDB
6.3 / 10 (37)
上映時間(分)
1時間39分
ジャンル
アクション, サイエンスフィクション, ファンタジー
監督
米田興弘
シリーズ
モスラ シリーズ

キャスト

豆知識

  • 撮影地:日本

『モスラ3 キングギドラ来襲』 は、1998年(平成10年)12月12日に公開された日本映画。製作は東宝映画、配給は東宝。監督は米田興弘、脚本は末谷真澄。カラー、ビスタビジョン、ドルビーステレオ。上映時間は100分。

製作

製作の富山省吾は、同年に公開されたアメリカ版『GODZILLA』を観て日本の怪獣映画とアメリカの巨大モンスター映画とのあり方の違いを実感し、本作品では日本独自の怪獣映画とする思いを強くしたことを述べている。一方で、監督の米田興弘は、前作が以前のゴジラシリーズと同様の怪獣対決を中心にした物語になってしまっていたことから、モスラ映画でしかできないことを考え、モスラとエリアスのキャラクター性を再検討していった。

感動物語であった1作目、明るく楽しい娯楽作品であった『2』に対し、本作品では『GODZILLA』も意識して怖さと感動のある怪獣映画として制作された。脚本を手掛けた末谷真澄による原案では、「木」の1作目、「水」の2作目に対し、「火」をテーマにし、空気汚染により蘇った新怪獣が敵キャラクターとして予定されていたが、富山の要望によりゴジラ、モスラに次ぐ日本を代表する怪獣であるキングギドラが登場することとなった。本作品でのキングギドラが従来の作品と異なる要素が多いのは、本来新怪獣の設定として用意されていたものの名残である。怖い怪獣映画の要素として、前2作では抑えられていた本格的な都市破壊描写が盛り込まれている。

タイムスリップするという展開は、誰の助けも得られない場所へ自らの意思で向かうというモスラ自身の冒険とすることでモスラの勇気を描いており、人間がモンスターを倒す物語であった『GODZILLA』と異なり怪獣を主役とした作品であることを示している。また、白亜紀で怪獣と恐竜を対比させることによりその違いを明確化し、ゴジラを生物としてリアルに描いていた『GODZILLA』との差別化も意図している。当初、末谷は江戸時代へタイムスリップさせることを想定していたが、富山の要望により変更された。

モルが死亡するという展開について、末谷は1作目から想定していたといい、1人が欠けることでバランスが崩れた姉妹の関係性を描いている。ロラとベルベラが剣で対決する展開について、末谷は以前からエリアスを剣で戦わせたかったといい、前作でもモルとベルベラが戦うシーンを描写していたが不採用となっていた。

少年主人公の成長も本作品の主軸の1つとして描かれているが、本作品では大人と子供の中間にいる世代と位置づけ、両親と弟妹とに挟まれた立場の苦しみを描いている。不登校という設定は末谷の案によるもので、「勇気」のメダルを持つベルベラと重ね合わせることを意図しているが、米田はモスラ映画の中で扱うには限界があるとして、不登校そのものについては深く掘り下げていない。また、脚本では「パパ」「ママ」と呼び合う両親に対し、「父ちゃん」と呼ぶ子供たちとすることで、両親の思い描く家族像と子供たちの感情とのギャップを示していたが、末谷は両親の気持ちを上手く描けなかったと述べている。

Wikipediaで続きを読む · テキストはWikipedia、CC BY-SA 4.0。データはWikidata。

おすすめ